市同協南風支部 フィールドワーク

10/12(土)市同協南風支部および校区社協のメンバー29名で筑前町、朝倉市へフィールドワークに行ってきました。

大刀洗平和記念館

最初に訪れたのは「大刀洗平和記念館」です。かつてこの地には旧陸軍が誇った飛行場があり、特攻隊の中継基地としても使われた場所です。昭和20年3月の空襲で壊滅的な打撃をうけました。

↑ 映画「ゴジラ-1.0」で使用された「震電」   ↓ 現存する唯一の「零戦」

特攻隊員の遺品や遺書、写真等の展示、語り部による朗読もあり、改めて戦争の悲惨さが伝わる場所です。
大刀洗平和記念館は今はその記憶を残しながら「平和への情報発信基地」として平和へのメッセージを発信し続けています。

次に訪れたのは「山田堰」です。こちらは、江戸時代に干ばつで苦しむ農民たちを救うため筑後川右岸の耕地を水田化するために設けられた井堰です。江戸の昔から改修は何度もされましたが、現在も当時の形をとどめています。

ペシャワール会の中村哲医師をご存じでしょうか。中村哲医師はアフガニスタンの飢饉を救うべく「山田堰」をモデルとした取水堰を現地の人々と建設し、16500haの荒地を農地に変え、同国の復興に多大な貢献をされた方です。

残念ながら2019年12月に武装勢力の銃撃により現地で命をおとされました。朝倉市のライオンズクラブではこの功績を称えるべく、この地に記念碑を建立しています。

市同協南風支部も同氏の功績を広く知ってもらおうと、12/1(日)の人権映画祭で中村哲医師の映画を上映する予定です。みなさま是非足をお運びください。

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