人権標語表彰式&人権映画祭

12/1(日)市同協南風支部主催で人権標語表彰式と人権映画祭が開催されました。

人権標語表彰式では多数の応募の中から小学生9人一般の方1名が表彰を受けられました。
入選された標語は来年2月に発行される「南風じんけんだより」をご覧ください。

その後人権映画祭がありました。今年はペシャワール会元現地代表中村哲医師のドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」でした。

中村哲医師は1946年福岡県生まれ。1984年にパキスタン辺境州の州都ペシャワールに赴任しハンセン病治療に携わりました。1989年からはアフガニスタンに活動の拠点を移しましたが、干ばつからくる砂漠化、飢えや渇きによる犠牲者を見て、「病はあとで治せる。まずは生きておれ」とメスを持つ手を重機に変え、かんがい施設を作ることを決意。荒野だった大地を20年以上かけて緑の大地へと生まれ変わらせました。
 残念ながら2019年12月4日現地で凶弾に倒れてしまいましたが、その功績は高い評価をうけ、亡くなった後もかんがい事業は継続されています。
「目の前に困った人がいたら、手を差しのべる。これは普通のことです」
「昔の人間なら『なぜやっているか』なんてわかりきったことは聞きません。ああ、頑張ってください、と言うだけで。要は理屈じゃないんですね」
中村哲医師の言葉の一つ一つが心に染み入ります。

100名近い方が観覧され、みなさん真剣なまなざしで映画を鑑賞していたことが印象的でした。

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