人権講演会~虎高さんを迎えて~

7月は同和問題啓発強調月間です。
7/6(日)津軽三味線奏者虎高さんにお越しいただき「津軽三味線と我が人生」をテーマに人権講演会が開催されました。90名ほどの方が観覧に訪れました。

三味線と人権?と思われる方は多いと思いますが、三味線は「瞽女(ごぜ)」と呼ばれた盲目の女性旅芸人が生計のために広まったという歴史もあり、そういった方々はやはり偏見や差別の対象とされていたということです。

虎高さん

固い話ばかりではなく、風雪ながれ旅や津軽じょんがら節等の迫力のある三味線演奏もいっしょに楽しむことが出来ました。

また後半では虎高さんの弟子時代の話や、東日本大震災以降の壮絶な体験、再び三味線と出会い、それに向き合い努力し続けている今を語っていただきました。今年は大阪万博でも演奏を披露したそうです。

虎高さんが大事にしている言葉 「心におやさいを」 お・・・思いやり や・・・やさしい心 さ・・・差別をしない い・・・命を大切に が心にしみました。

人権標語表彰式&人権映画祭

12/1(日)市同協南風支部主催で人権標語表彰式と人権映画祭が開催されました。

人権標語表彰式では多数の応募の中から小学生9人一般の方1名が表彰を受けられました。
入選された標語は来年2月に発行される「南風じんけんだより」をご覧ください。

その後人権映画祭がありました。今年はペシャワール会元現地代表中村哲医師のドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」でした。

中村哲医師は1946年福岡県生まれ。1984年にパキスタン辺境州の州都ペシャワールに赴任しハンセン病治療に携わりました。1989年からはアフガニスタンに活動の拠点を移しましたが、干ばつからくる砂漠化、飢えや渇きによる犠牲者を見て、「病はあとで治せる。まずは生きておれ」とメスを持つ手を重機に変え、かんがい施設を作ることを決意。荒野だった大地を20年以上かけて緑の大地へと生まれ変わらせました。
 残念ながら2019年12月4日現地で凶弾に倒れてしまいましたが、その功績は高い評価をうけ、亡くなった後もかんがい事業は継続されています。
「目の前に困った人がいたら、手を差しのべる。これは普通のことです」
「昔の人間なら『なぜやっているか』なんてわかりきったことは聞きません。ああ、頑張ってください、と言うだけで。要は理屈じゃないんですね」
中村哲医師の言葉の一つ一つが心に染み入ります。

100名近い方が観覧され、みなさん真剣なまなざしで映画を鑑賞していたことが印象的でした。

LGBTQ+ に興味をもって! そして「あしたも、いっしょにいきよう」~あんみつ姫

2月17日、南風コミュニティセンター大ホールで「あしたも、いっしょにいきよう!」が開催されました。1月に申込を開始した際、限定100名の席が、わずか50分で満席になったこのイベント。惜しくもチャンスを逃した皆さん、大変申し訳ありませんでした。

 参加者は招待状を持って受付へ。受付では、手首に虹色のリボンを結ばせてもらいました。誰かが誰かにリボンを結んで、ご縁が繋がります。ご縁ある参加者とスタッフ全員がホールで繋がり、開演です。

第一部は「みんなちがって、みんないい」。YouTuberのかずえちゃんはじめ11月に開催された九州レインボープライドの参加者のメッセージからスタートしました。映像に続いてステージに登場したのは糸島出身のアーティスト東条 柳(とうじょう やな)さん。鮮やかなブルーのスーツに身を包んだ東条さんの歌は「True Feeling」。「いつの間にか演じている 自分らしさの裏側に隠す想い」という歌詞に込められた東条さんのこれまでの葛藤を経験談を交えて語ってくだしました。東条さんからのメッセージのひとつは「大丈夫?」という声掛けを大切にしてほしいということでした。

 次に話をしてくださったのは応援者Ally(アライ)という活動をしている土橋 あゆ子(つちはし あゆこ)さん。子どもさんがXジェンダーだとのカミングアウトに、戸惑ったり、反省したりを繰り返しながら、今では自分のお子さんのみならず、その仲間の方々にもしっかり寄り添い「あゆママ」と慕われています。まだまだ日々勉強中という土橋さんは「2023年の性的マイノリティと呼ばれる人たちの割合は9.7%」と伝えてくださいました。この数は左利きの人、AB型の血液の人と同じ割合です。つまり、私たちの周りに「いない」のではなく「いえない」人がいるのです。いえない状況をつくっているのが私たちなのですね。

 最後に、糸島市社会人権・同和教育指導員の藤井 浩幸(ふじい ひろゆき)さんが、教員時代から35年以上に亘り人権教育に携わってきた経験と知識、更に現在大学で人権問題論の講義をする中で得られた学生の感想なども紹介してくださいました。いろんな果物が混在するフルーツバスケットから、その全てを混ぜ合わせた「ミックスジュース」の社会が望まれることを示してくださいました。

 一部の締め括りにゲストが登場しました。土橋さんのお子さんでアーティストのしろさんです。

裸足でステージに駆け上がり、ギターを抱えて歌ったのはオリジナル曲「カラフルな街」。しろさんの歌声は、心の叫びのようで、みんなの心に突き刺さり、多くの人が涙をぬぐっていました。第一部の進行は前原西中学校放送部が務めてくれました。

 第二部は「あんみつ姫さんといっしょ‼」。今年40周年を迎える「あんみつ姫」さんは、究極のエンターテインメントを提供する劇団です。歌って、踊って、参加者を笑いの渦に巻き込んで・・・。最後にはキャストと出演者全員がお見送り。あんみつ姫の座長・とまとさんから、参加者とスタッフ一人ひとりにレインボーキャンディが手渡されました。全員が弾けんばかりの笑顔でホールを出ていく姿に、あしたも、いっしょにいきていけることを確信しました。